週刊将棋が次号で創刊1000号なのだそうで。とりあえずおめでとうござます。よくぞ今まで生き残ってこれた、という意味で。だって毎週掲載できるようなネタなんてそうそうあるものじゃないでしょう? 将棋というかなり限定された分野で、組織、人数も少ない世界ですから報道に値する情報量なんてわずかなモノです。その中から記事をひねり出し商品(週刊誌270円…)として提供できるている(…)んですからね。正直、内容に比べて定価270円は割高感があります。感、じゃなくて実際割高ですね、他の一般週刊誌や漫画雑誌と比べると。読者数の関係で値段が上がってしまうのは悲しいですねえ。
将棋世界や近代将棋などの月刊紙は定価1000円を切りますが、週刊将棋は月4回だとすると、270円×4=1080円。月刊紙はじっくり読ませる、週刊将棋は情報の速報性と、目指す紙面の方向の違いはありますが、この値段は逆転するべきではないかと思いますけれど現実がそれを許さないのでしょう。
週刊将棋媒体要項をみると発行部数20万部、「弊紙は着実に地歩を固め、配置部数・実売部数も増加しています。」とのこと。ところでNIKKEI NET 将棋王国の将棋3紙誌が一斉リニューアル・若者つかむ妙手ありやでは、「合計で10万部を大きく割っている。週刊将棋も6−7年前から減少傾向が止まらない」ともありますが、一体どちらがホントなのでしょうね。
このところ速報性だけではなく、読ませる記事を掲載することで紙面の改革を進めているようです。確かに千日手特集や、今特集している「四間飛車には何が有効か」は月刊誌のものに比べて引けを取らないどころか、それ以上のものだし、インタビューもよく盛り込んでいて大変よろしい。バックナンバーがサイトで閲覧できたら最高なんだけどね。縮小版など作ってもらえると嬉しいです。考えてもらえません?>毎コミさん。
あ、ところでWebサイトのパスワードによる情報公開は使い勝手は悪いので止めたほうがいいと思うよ。わざわざサイトを訪れてくれた人を門前払いするなんて失礼だし、掲載されている内容も隠すほどのモノでもないよ。