MYCOM将棋文庫、調子いいようですね、とかいいつつ。
こんな雑文を掲載していることからお分かりでしょうが、普通の将棋ファンに比べて将棋雑誌や本を読んでいるほうだと思います。そんな僕ですが、大体の本は一度目を通したきりで、再読というのはほとんどありません。定跡書は頭の中でトレースするぐらいだし、読み物や自戦記は普通に読んでお仕舞い、詰め将棋の本は買わないし、雑誌、新聞も然り。調べ物をするために「日本将棋大成」「将棋戦法大辞典」は傍らにありますが、年数回紐解く程度です。そんな中、結構繰り返して手にとってしまう本があります。本というよりは、小冊子ですけれど。あれです、将棋世界等の月刊誌に付録で付いている奴です。これが結構手軽に読めちゃっていい具合だということに気づきました。
文庫サイズだけどページが薄く、テーマが絞ってあってちょっと将棋に触れたいときに重宝します。内容も、戦法を次の一手形式で解説したものや、詰め将棋、必至、自戦記、ルールブック、歴史といったようにバラエティがあって飽きることがありません。まあ飽きてもとっかえひっかえすればいいだけですし。内容もそれほど集中力がいるようなものはありませんから、パソコン起動時の待ち時間とか、テレビCM中とか、ちょっとした暇にもぴったりです。だから付録小冊子単体だけの販売があれば、飛びつくかもしれません。