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言葉を選べというか

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 将棋がらみで落胆したことをちょっと。

 先日、yomoyomoさんと飲みまして。折角会うのだから将棋でも指しましょうと私が提案して、オフラインで将棋を指した訳なんですね。場所は居酒屋。もちろん将棋の駒や盤なんて置いてある分けないので、ヨドバシで携帯型マグネット式将棋盤というのを購入して持参した訳なんですよ。

 それがこれ。

ポータブル 将棋(ビッグサイズ)
ポータブル  将棋(ビッグサイズ)

 で。何気なくパッケージを眺めていると衝撃のコピーが掲載されていました。上記画像では見づらいと思うんで拡大しますね。

ポータブル 将棋(ビッグサイズ)
ポータブル  将棋(ビッグサイズ)

 読めました? こんな風に書いてあるんですよ。

詰まらない面白さ。

 …なんですかこのコピー。「詰まらない」ってあなた。将棋盤を売ろうとしているのにいきなりの否定。フォローなのか「面白さ」とあとからつけるみっともなさ。そもそもつまらない面白さって意味不明すぎるだろ。言葉の響きで決めたのだろうが、真逆の言葉を接続してサブイだじゃれでオチを付けたつもりなのかね。単に将棋をけなしているとしか受け取れないんですが。

 これを気の利いた宣伝文句だと考えてつけているんだろうねえ。他になかったのか。「詰みなぐらいの面白さ。」ぐらいでよかったんじゃないの。HANAYAMAは即刻宣伝文句を付け直せよな。日本将棋連盟も抗議したらどうです。

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 週刊将棋2005年12月14日号に森下卓の九段理事日記というのがあって。平気でこんなことを書いている。

さて、いざ理事になってみると、人間関係の問題ばかりである。組織人として生きてこられた方には当然のことかも知れないが、何しろ全くの素人だ。右も左もわからない。忙しさは覚悟していたが、それよりも人間関係で疲れ果てた。

 そんなことカミングアウトするなよ。もしそうだとしてもそうならないように、経営の勉強をしたりセミナーに参加したりして下さいよ。んで、そのことを書いて欲しい。組織運営を素人がしているこの凄さ。凄いというか呆れるというか。一般企業なら速攻で倒産でしょうが、新聞社に依存した特殊な形態であるが故に許されているぬるーい世界であることよ。いい加減、経営陣と棋士は分けれ。経営のプロを雇え。雇ってくださいお願いします。このままじゃダメだって。素人だとノウノウと書く理事を野放しにしてはいけないって、不安を煽るから。

 今回、理事になって棋士とは別に経営陣を持つ必要性を絶対感じたはずですから、森下さんには是非、外部からの経営者招聘案を強く推進して頂きたい。そうすればあなたも将棋指しとして復帰できますよ。


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初版公開:2005年12月28日 最終更新:2006年1月29日
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