私事なんですけれど、明日自戦記職人組合の交流試合に出場するのですが、繰り出す戦法について悩んでおりまして。当方、中飛車を専門にここ数年指し続けており、また組合内でも「中飛車職人」と名乗っている関係上やっぱ中飛車を指さないといけないかなぁ、とは思っているんです。
しかしそろそろその看板、降ろした方がいいんじゃないのか、とも思ってます。だって明らかに研究材料を晒しちゃっているわけですよ。相手の方が研究していないかもしれないけれど、その材料がわたってしまっているのは精神的によろしくない。気が弱いものですから、私。
普段は普通に居飛車を指しているんで居飛車でもいいかなとは思うんですが、どうせ指すなら勝ちたい。良い将棋を指したいけれど勝ちたい。相手の方は私よりレートが300も上なので、まともにぶつかっていっても力を発揮されて負けることは明白。だとすれば力を発揮できない戦型に誘導するしかない。
てなわけで『新版奇襲大全』を読んでめぼしい戦法はないかと目を皿にして探してはいるんですが、それこそ付け焼き刃。奇襲戦法に自分が振り回されて駄目かもなあ。
裏芸として秘密兵器を仕込んでおくといざというとき助かるので皆さん、余裕があったら練習しておきましょうね。石田流、右四間飛車なんかは意外と受け方を知らない（あるいは忘れてしまっている）人が多いのでいけます。中飛車も以前は奇襲に近い扱いをされてしましたけれど、流行しちゃったから対策も流通しているし。ああ困った困った。
追記：結局相中飛車という超不毛な戦型になりました（汗）。感想戦で知ったのですが、相手の方も中飛車党だったのです。なんとなく作戦勝ちになり、しめた、と思ったがのが運の尽き。っつーか、全然成長していない。驚愕の王手見落としによる反則負けにあいなりました。ま、これが実力ってもんです（嘆）。（2004/11/13）