タイトル戦平日開催について


 今期の名人戦に限らず、タイトル戦の行われる曜日というのは土、日、祭日を除いた平日である。これは何故かということなんだが。

 普通に考えると、一般ファンが解説を聞きにタイトル戦会場へ訪れることができるのは土、日、祭日である。であるからファンにアピールしたいのであれば、どう考えても土、日、祭日にタイトル戦を行うのが適当である。スポンサーである新聞社も首肯するだろう。平日に行われているタイトル戦なんて、学生、社会人は見たくたって見に行けないのですよ。ですからよほどのマニアでもない限り、一般人の話題になるなんてことは、まして見にいこうとは思わないですね。

 で、ここから推測なんですが。タイトル戦って大体旅館かホテルですよね。ホテル、旅館のお客さんが多いのは土、日、祭日であると。逆に平日はお客さんがこないので、そのときにしか貸さないのではないか、と。そうすれば貸す側としては利益率が高いよね。おそらくこんなに単純な理由なんだと思うけれど。

 もしこんな理由で平日にやっているのだとしたら、ホントにバカですよ。ファンにそっぽ向いてるし、そのためにスポンサーである新聞社にとってのアピール度もない。あのな、将棋を広めようと本気で思っているのならよ、もっと一般の人に見てもらえるような基本的な努力を惜しんではならんのだよ。場所代ケチってその場をしのげばいいってもんじゃないんですよ。当然、こんなしょぼい理由で平日開催しているわけではないのですよね>日本将棋連盟? もっと深い理由があるのでしょうから、是非伺いたいものですが。


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初版公開:2003年4月26日 最終更新:2003年5月3日
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