言わぬが花か?

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 誰だって、こっそり隠しておきたいことはある。それをいっちゃあおしめぇよ、なんてことも世の中にはあるだろう。しかし、だからといって過去を総括せずして未来があるとも思えない。ましてや日本文化であるらしい将棋も例外じゃないわけで。

 例えば。昔は真剣師っていましたよね。将棋連盟はその人たちを黙殺していらっしゃいますよね。それは何故ですか。賭博だからですか。しかしねえ、実際当時はそういう人種がいたことは事実です。どうしてそんな職が生まれたか、そういう捉え方をするべきでしょう。んで、今後はそういったことを許さないとかなんとかはっきりいえばいいじゃないですか。自分たち以外を廃絶しようとするのは健全とはいえませんよ。将棋史を担った片割れじゃないか。ホームページに詳しい将棋史を公開しなさいよ。

 将棋連盟の事件を内部だけで片づけてなかったことにする、そういう問題先送り体質が現在の硬直化陳腐化の原因なんだろう。関根13世名人も草葉の陰で泣いていらっしゃるんじゃないかしらん。そんな中、インターネットによって少しずつ内部事情や問題が露わになってきたことは慶賀の至り。棋士本人も情報公開を始めているし、近い立場の人が意見を書いたりして、将棋連盟もだんだんごまかしが利かなくなってきた。将棋に殉じる(笑)棋士の生き方も報道されつつある。しかしそんなことは当たり前のことだ。棋士はタレントであり、野球選手であるからだ。遊んで金もらってんだから感謝しろよな。

 今回は何が書きたかったかというと、将棋界への(つーか先崎八段がメインだが)痛快な直言がおもろいセンザキ学がなくなったのは残念だなー、つーことでした。まる。


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初版公開:2001年12月22日 最終更新日:2001年12月29日
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