自戦記の書き方:実践編


 と、いうわけで具体的に僕が自戦記をどのように書いているか示してみよう。そしてそれが少しでも参考になれば幸いであります。ちなみにここでいう自戦記はWeb上で棋譜を自動再生するものを指しています。以下は自戦記ができるまでの概略です。

  1. 将棋を指す
  2. 棋譜を採取
  3. 将棋棋譜管理プログラムに取り込む
  4. 自戦記ちまちま書いていく
  5. 変換ツールを用意
  6. 変換
  7. html に張り付け
  8. 動作チェック
  9. ftpでアップする

 1. まず将棋を指して下さい(あたりまえだ)。できれば熱戦がよいですね。会心の手順など見ていて心地よいのもよいでしょう。ここらへんは好みです。

 2. 棋譜を電子ファイル化します。これは自戦記をパソコン上で書くための準備です。僕の場合、将棋倶楽部24で指した後、棋譜で自分の指した棋譜を探し、メニューから[棋譜]を選択してコピー後、テキストファイルに張り付けています。とにかく棋譜を将棋棋譜管理プログラムに取り込める状態にしましょう。

 3. ここで将棋棋譜管理プログラムに先ほどの棋譜ファイルを読み込ませます。僕は作業環境が Mac なのでKifu1.07を使用しています。で、 Kifu1.07 を起動し、メニューバーから[ファイル]−[読み込み]を選択し、ファイル形をテキスト棋譜・盤面にして[開く]を押せば OK 。

 4. Kifu1.07 を利用して指し手にコメントを付けていきます。[編集]−[棋譜のコメント]を選択してダイアログを出しコメントを入れて下さい。Macなら[コマンド+D]でダイアログが出ますよ。書き終わったらテキスト形式でしっかり保存して下さい。

 5. Web 上で再生するために、先ほどコメントを付けた棋譜ファイルを再生アプレットに合うように変換します。僕は勝田将棋盤を利用しているため勝田将棋盤コンバータ( html ファイル。ブラウザで作業する)をダウンロードして下さい。

 6. まず先ほどの棋譜テキストをテキストエディタで開き、すべてをコピー後、コンバータへ張り付けます。あとは変換ボタンを押して出力されたテキストをコピーして下さい。

 7. で、自分の HP のファイルへ張り付けて下さい。ただしアプレットのタグの部分がうまく出力されないので(僕の環境だけかしら)、</applet>を付けるのを忘れないで下さい。

 8. 作成した html ファイルをブラウザで開き、動作を確認して下さい。これで完成する……はず。

 9. あとは ftp で自分のサイトにアップして下さい。

 と、まあ、こんな流れですわ。一度慣れたら簡単ですよ。だた慣れるまでが大変なんだなこれが。上記の説明ではわかりずらいとは思いますが、少しは参考になったでしょうか。


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初版公開:2001年02月24日 最終更新:2002年11月17日
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