新聞欄っぽく(第4譜)

三段▲ダブルクラウン(double crown)
四級△ひょい(hyoiworld)
秋の自戦記王決定戦2003初戦
2003年10月19日10:00〜


第4譜

54手目
▲1一と △2七歩成(第7図)

 振り返ると自戦記王決定戦も数えて、四回だったけ。はっきりと覚えていないのですが(汗)、二年以上も続いている集まりなんですよね。始めた当初はきよきよ組長と私であちこち勧誘活動していましたねえ。今でこそ幽霊部員を含めて20名の大所帯(?)ですが設立当時を思うと隔世の感がありますね。さて、このあたりから、うっすら描いてた寄せの構図に息を吹き込むにはどうすればよいか考えていたのですね。テーマは「飛車が取られている間に寄せきってしまう」ということ。何しろ金を引かれた時点で、△2七歩成が来ることは目に見えています。だからといって双方の玉から遠い地点を受けるために手を費やすのは非効率なわけですから、逆に△2七歩成、△2八ト金の二手の間に仕事をしてしまえばよいわけです。実際には穴熊なので、もっと余裕があるわけなんですが。


57手目
▲8六香打 △5一金 ▲7五桂打(第8図)

 リスクはありますが、要は詰めろを連続でかけることが出来れば問題ナッシング。まずは香車を取ります。この時点で桂香得。加えて相手は受けに使う駒を持っていない、その上歩切れ。後手は当然△2七歩成と代償を求めます。このとき、飛車取りを放置して▲8六香と据えるのがポイント。飛車を取ると、▲8七香成△同玉▲6一馬でジエンド。詰みます。なのでその変化を避けるために△5一金と質駒を避けますが、笠に掛かるように▲7五桂と追撃。一歩あれば、手筋の△8四歩▲同香△8二歩が利くのですが生憎歩切れ。圧倒的に先手が優勢かと思われる局面ですが、実はさにあらず。さあ、ここで後手の最善手は?



TOPひとりよがり自戦記第3譜第5譜

初版公開:2003年11月9日 最終更新2003年11月10日