秒読み、締め切り

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 早いものでこの「将棋戯言」も連載して一年と少しの間、毎週将棋に関する駄文を綴ってきたわけですが、最近ネタ切れ気味。土曜日毎に更新しているのですが当日になって頭を絞りなんとかでっち上げている状況であります。

 まあ一般サイトに更新の義務もありませんし、自分が納得のいくまで取材をし、構成を考え、文章を練り上げるというのが普通でしょうね。まあ、それはそれでいいんですが私の場合、自分に枠を設けないと永久になんにもしない人間なので、こんな風に連載形式で更新しているわけです。どんなにネタがなくても、頭に浮かんだすこしの、ほんとにちっちゃなアイディアを拡大拡大してなんとかする。まあ、書くと大変な事しているようだけれど、実際は椅子座ってうんうん唸っているだけです。

 将棋では美学を貫くためとはいっても、一手にかけられる時間は持ち時間によって規定されているわけだから、まあ、棋士なんていうのは作家と同じように、序盤は余裕もあって雑談やら仕事とは無関係な雑事なんてのができるけど、終盤になって秒を読まれるようになると座布団に座って脇息に寄りかかって髪を掻きむしり大きくため息をついて目をつぶり空を仰いで一手を指す。時間に追われるのはなかなかツライものですなあ。

 まあ、追いつめられないと本気になれない、実力がでない、なんていう人もいるわけだし、将棋も駄文も早く勝てたり書けたからといってもそれがよい内容かどうかは何ともいえませんね。勿論時間をかければいいってもんでもないけど。


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初版公開:2002年2月2日 最終更新日:2002年2月9日
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