そんなわけで今回は日本将棋連盟のホームページ について。
おそらくここが現在正式な将棋情報についての総本山である（はず）。英語版まで揃えている。僕は英語が苦手なのでどこまでちゃんと作成しているかはよくわかんない。なので日本語側について語ろうと思う。
正直、本気で将棋を伝えるつもりがあるのか疑問なのである。ファンが欲しい情報が皆無なのですよ。例えば何かのきっかけで将棋に興味を持つ人がいたとする。検索エンジンでここのページにたどり着いたとしよう。でまず何をを見ようか。ルールがわからない人はルールの記載したページを探す。でもない。なんでないのか？ みんな知っていると思っているのか？ それとも入門書でも買えってか？
何かのきっかけで棋士に興味を持つ人が居たとしよう。でその情報を知りたいとする。でもここのページにはない。なぜ？ 一番知りたいことでしょう。将棋年鑑買えってか？ 4,830円？ 何でこんなに高いのか？ 大体 CD-ROM 版の将棋年鑑の方がどうして高いのか。あんなもん原価安いくせに機能もしょぼい。一度作ればデータベースなんて使いまわしできるしぼったくりもいいところ。書籍と CD-ROM 版の年号はどうして異なっているのか。なんか意味あんの？ 棋譜を見せないように見せないようにしている。みてもらわなきゃ駄目でしょうに。本気で将棋を普及する気あるのかね？
将棋の歴史を知りたい人がいるかもしれない。記録室ったって1996年までしかない。何故？ 日本将棋連盟支部一覧のページなんて「詳しくお知りになりたい方は日本将棋連盟普及課までお問い合わせ下さい」ってなんのための Web なんだよ。あるのは商売に直結したことばかり。免状のご案内、販売部、出版物の案内や NSN 将棋ネット（なにそれ？）旅館案内、そして将棋世界の CM 。ファンの知りたいことが何一つない。順位戦のレポート（星取り表だけじゃなしに）、棋士情報、棋士のエッセイ、戦法の解説とかさ。リンク集なんておざなりだし、編集室は更新サボってるし（※1）。
百年一計。その精神で普及活動してください。営業活動が苦手ならプロに任せなさいよ。少なくとも HP は各コーナーにカウンタつけて人気ないものは削除する、みたいな方法を考えようよ。ファンにずーっとおんぶされていて恥ずかしくないのか。頼むよ。ほんとに。
※1 こっそり取り払った模様。なんだそりゃ。（2000/10/28）
追記
こんなことを書いていたらリニューアルしているじゃないですか。詳細についてはまた改めて書きたいと思うのだけれどひとつ気になったことがある。順位戦の星取り表を NetScape で見るとまーったく正しく表示されないのである。 I.E だと表示できることは確認した。作成に使用しているツールはどうやら Excel2000 で html 出力機能を利用してファイルをつくったんだろう。はっきり改悪である。古いブラウザや Netscape を使用しているユーザーを切り捨てたということだからね。やれやれ。（2000/11/01）
順位戦の星取表は MYCOM 将棋 WEB 順位戦 A 級を見たほうがよいですよ。ここなら Netscape でも見ることができます。ふー。（2000/12/06）
順位戦の星取り表に画像を準備したみたいです。それでも本文に書いた内容は反映されていないですね。（2000/12/25）
追記その二
二年前に書かれたモノなので当然風化しているだろう、と思ったがさにあらず。ファンを大事にしない姿勢は変っていません。将棋タウンに水を開けられたままでした。対戦結果と予定表だけが唯一誇れるコンテンツだったけれど、各新聞社の HP のほうが情報も早いし興味深い記事も多くその優位性も失われていると考えられます。存在価値はあるんでしょうか？（2002/10/31）