空を飛ぶ夢

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 ここでいう「空を飛ぶ夢」とは”就寝時に見る夢の内容”を指します。けっしてパイロットになりたい、とかいうお話しではありません(笑)。


 最近ではすっかり見なくなってしまった夢なのだが、子供の頃はよく見ていた。夢というものは目が覚めると大抵内容を忘れてしまい、「ああ、おもしろかったのに内容が思い出せない〜」と残念がることが多い。周りの友達は大抵そうだった。が、僕は変わっていて、見た夢をおおよそ半分は覚えていた。しかも、前回の夢の続きを意識的に見ることも出来た。面白い話だったら何回も楽しまなきゃもったいないじゃんねえ、ということである。ただし具体的にどうやれば可能かはよく覚えていない。

 で、一番楽しかったのは文句なしに空を飛ぶ夢だった。空の飛び方には三通りあって、一つは自由に飛べるケース。これは大体なにかしら追っ手に追われていることが多い。もうひとつは自由に飛べるのだけど地面から 30 センチ以上上には決して飛べないケース。おそらくコロコロコミックに連載されていた(と思う)「キンタマン」の影響が大きいと思われる。主人公のキンタマンと同じ能力だもの(笑)。もうひとつは、飛ぶ高さが調節できないケース。最初はすんごい高く飛んでいるんだけど、だんだん高度が下がってくるのね。でも自分ではその調節ができない。みるみる地面が近づいてくるその恐ろしさにドキドキしていたなあ。あとレアなケースでは、座禅をしたまま宙に浮く、といった夢も見たような覚えがある。

 飛ぶ姿勢はいたってシンプル。「キョウツケ」の姿勢で首を反らせる。そのままうつ伏せ方向に 90 度傾けた格好。「ドラゴンボール」の悟空が筋斗雲に乗らずに空を飛ぶ姿を思い出していただければよろしい。手をピッタリ伸ばして腰にくっつける感じである。左右への移動はスキーの重心移動と同じ。速度の増減は意識次第だったような気がする。木に突っ込んで鳥を驚かせたり、水面ギリギリに飛ぶとその衝撃波で水面が割れたりと夢にしてはいちいちリアルな世界であった。最近飛んでいないので、そろそろお呼びが掛からないかと心待ちにしているんだけどなー。

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初版公開:2001年12月25日 最終更新日:2001年12月25日
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