幼稚園時代から小学6年生の頃までお世話になった思い出の場所。この公園ではいろんなことを経験したよ。野球、ビーダマ遊び、凧揚げ、鬼ごっこ、高鬼、色鬼、テンカ、手打ち、焚き火、などなど。集団登校の集合場所に使われたり、夏休みのラジオ体操の会場にもなった。長髪でハンサムな坊さんがトレーナー姿で指導していたっけ。自転車で走り回ったり、蟻をたくさん踏みつけたり、蟻の巣を掘り返したり、ツツジの花の蜜を吸ったり、モンシロチョウ、アゲハチョウ、ミズイロアゲハを捕まえたり、アブの飛んでいる姿にびびったり、蝉を取る為に木に登ったり、蝉を取らなくても木に登ったり、砂場で山を作ったり、キン消しを自慢しあったり、そのキン消しを砂場でなくして泣きながらうちに帰ったりしたなあ。
公園側の山崎パン屋さんで10円ガム、チロルチョコ、五円があるよを買ったり、毎月の楽しみだった「小学?年生」を取りにいったりしていた。足し算があんまりできない時分、おつりに納得がいかなくて駄々をこね、親を呼ぶ羽目になったりしたこともあったよ。
軟球でキャッチボールしていた中学生のボールが儂の頭にぶつかり、2人が儂を背負って自宅まで運び母親に謝っていたことがあった。健康の為とかいって、夕方公園の周りを20周走ったりしたけど、3日坊主だったり、早起きして親父とキャッチボールしたり、やんちゃが過ぎて母親を泣かせたのもこの公園だった。
15年ぶりに訪れた公園は木が少なくなっていたり、砂場に柵が設けられていたり、滑り台、ブランコの場所が移動していたりとあの頃とはちょっぴり表情が変わっていたけれど、当時の僕と同じ年齢の子供達が遊んでいる姿を見ると、なんだか少し切なくなってしまうのだった。きゅーん。