将棋本棚


 良く目を通す棋書は自宅にある机の側、パソコン台の左脇に並べてあってMacの再起動時間や、自作スクリプト処理の待ち時間、将棋倶楽部24での挑戦者待ち状態、ようするに2、3分の短い暇な時間にそれらを手にとって将棋の情報を詰め込んだりしています。繰り返し脳に刺激を送っておかないと、ちょっとした変化なんてすぐに忘れてしまいますからね。現在置いてある本は以下7冊。

 以前は中飛車ばかり指していたので、ずらりと中飛車本が並んでいたのですが、最近は手広く指しているので、『これが最前線だ!』『最前線物語』は欠かせません。この2冊でほとんどの戦型がカバーされていますから、ちょっとした奇襲気味の戦型にも対応できます。読んだ記憶が残っていればですけれどね。併せて『四間飛車の急所〈1〉』を読んでおけば完璧。序盤で差を付けられることはまずない……はず。僕の場合、あんまり成果が出てないような気がするけれど。それに、定跡を知りたければ『東大将棋 定跡道場 完結編』『将棋倶楽部24万局集』といったソフトウェアが一番よいと思うんですれど、全部 Windows 版ですからっ。Mac じゃ話になりませんから。ああ。

 終盤力を鍛えるためには「形」を覚えるのが手っ取り早いわけですが、その資料として最適なのが『寄せの手筋168』『凌ぎの手筋186』の2冊。皆さんに勧めたい良書なのですが絶版なんですよ。『寄せの手筋168』は一度復刊ドットコムで復刊したようなのですが、さっきサイトを見たら「申し訳ございませんが、現在ご注文いただけません。」という無慈悲なメッセージが赤太字で書かれていました。欲しい人はネット古書店を巡るか、リアル古書店を探索してみて下さい。その価値はあると思いますよ。

 あと将棋戯言のネタ探しや、連盟のトンチンカンな発表につっこみを入れるための資料として、『将棋ガイドブック』は必須ですね。「将棋用語と基礎知識」は力作で、読んでて面白いですし。

 『棋聖 天野宗歩手合集』は、以前自分に課した宗歩の棋譜を全部パソコンに入力するための資料。ほぼ1年ぐらいサボってますけれど。宗歩本以外は結構頻繁に繰っているので、元は十分取れてるなあ。なんてコストパフォーマンスのいいチョイスなんだ。


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初版公開:2004年10月30日 最終更新:2004年11月6日
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