将棋棋士のなかでもインターネットで積極的に情報公開を行い、将棋界とファンとの溝を埋める努力をしている稀有な人材であることは否定しない。特に情報の少ない関西棋界の情報を得る上でも有用だし、本人もそれを自覚し意識しているようだ。ただし立場はわきまえたほうがよいと思う。2002/07/03の日記を見ると、何様かと思わせる記述があって吃驚する。
それは以前私が酷評した関西将棋会館HPのこと。伊藤−脇戦の勝敗が逆になって記載されていたことがあって、それを黙って修正したことについて苦言を呈しているのだ。そんないい加減な処理をするぐらいならやめちまえ、みたいな態度なのだね。いや、それぐらい突っ張っていたっていいし、主張ももっともなのだがしかしちょっと待て。あなたは卑しくも関西所属の将棋指しではないか。同胞のミスをあげつらって晒し者にするのは趣味のいいことじゃないと思うぞ。普通は、自分からHPの責任者に速やかに連絡をし、謝罪文を掲載する旨を伝え（っつーか、自分からごめん、っていえよな＞関西将棋HP）而して自分のHPでも、実はさあ、情けないけど身内がこんなミスしててごめんねー、と謝り、今後こんなミスをしないよう打合せしておきますんで、と同胞を庇うものじゃないか。さも鬼の首を取ったかのようなコメントは流石にやり過ぎ、というかみっともない。それとも散々担当者に言ったのに聞き入れてもらえなかった、というのかもしれない。例えそうだとしても公の場で非難するのはどうかと思う。ところで「間違いやおかしいことを隠したりうやむやにすることが必要なことも時にはあるが」とあるがそれは一体どんなことか教えてください。将棋HPであり得るのか、そんなの。
苦言を呈するのは簡単だし、書いたり言ったりすることは心地良いものだ。ただしその心地良さと引き換えに立場を危うくしたり尊大になっていることに気づかないとみっともないよな。って人のこと言えませんが。
あと関西将棋HPはファンや負けと記載された伊藤六段にきっちりと謝りなさいね。ああ、それと京都新聞！ てめえ、谷川1000勝達成って誤報流しやがったな！ 深夜に小躍りして喜んだ俺の純粋な気持ちを返しやがれ！ 証拠のソースは手に入らなかったが、京都新聞HP全文検索システムで検索すると、フライング記事がヒットしたのでそのhtmlをここにプチ意地悪として貼っておく（３番目）。嘘をいったら謝る、これ人としての常識。