居飛車の憂鬱

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 このところ芸風を広げようと中飛車一辺倒をやめて居飛車なんぞもたしなんでいるんですが、あれですね、居飛車は大変ですね。なんといっても覚えることが多すぎる! 対振り飛車なんて中飛車、四間、三間、向かい飛車の対策を持っていないといけないし(左美濃、居飛穴でまとめて対処できなくなっている、ような気がする)、対居飛車でも矢倉、相がかり、そして横歩取り、そして変化のヴァリエーションと来たらあなた。先手後手でも変わってくるし、ホント、居飛車党の方はすごいなあと思うわけです。

 それに比べれば振り飛車はなんとなくラクチンな気がしてなりません。僕にとっては急戦持久戦の区別ぐらいしかありませんからねえ。居飛車は気苦労が多いですよ。横歩取りなんて一発触発ミス即負けのデンジャラスな戦型、しかも定跡を知っていればいるほど有利な形。勉強していないと怖くて飛び込めません。僕の場合はダメもとで指しちゃってますけど。そうだ。昔なにげに購入した横歩取りの本がみつかんないんだよなあ。居飛車をやるなんて思ってもいなかったんでどこか奥深くに格納してしまったようだ。ああ。

 先手でも後手でも最初に飛車先を突くように指せば局面を制限できそうなのである程度絞って対策を立てられるのかもしれないなあ。居飛車一年生はなかなかに前途多難です。とりあえず現在では横歩取りには飛び込む、四間飛車には5筋位取り急戦、が基本方針。


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初版公開:2002年4月20日 最終更新日:2002年4月27日
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