同形を超えろ

double crown

 対二段に苦戦続きのダブルクラウンです。こんにちは。負けが混むとへこみますねえ。戯言書く前に将棋指したらいけません。負けたら、テンション下がりまくりでパソコンの前に座ることさえ苦痛になります。あふん。

 と、書き出したわけですから先ほど負けたんですけど(苦笑)、どうもね、同形で苦しんでいるんですよね。相中飛車のケースと相穴熊のケースです。相中飛車はね、相居飛車と違って中央で決戦するんだけど、お互い同じ戦場(456筋)なんで少しでも引くとあっと云う間に拠点築かれて圧迫されてしまいますから基本的に同形で進むんですよ。端棒銀なんていうインチキ戦法も底が割れてきたんで使いづらいですし、はて、どうしたものでしょうか。膠着状態を回避するために飛車を玉頭に回すのが、ここ最近の僕のトレンドです。こうなると気分は角交換型相掛りって感じになります。うーん、そうすると軽い捌きが身上の角交換型中飛車の感覚から外れてしまうのですよ、そこがね、どうも指し切れていない原因かも知れないなあ、と思っちょります。

 相穴熊は相手が相振り飛車を目指してきたとき、僕は居飛穴に組むんですがそのとき相手も穴熊にすると出現します。この将棋もねえ、大駒交換して桂香拾ってと金作って、角金交換狙ったり、駒を埋めたりといつもと違う感覚を要求されるので、気を抜いているつもりはないんだけどあっと云う間にボロボロになるケースが多いっす。相穴熊のツボって一体なんなのでしょうねえ。とりあえず相穴熊って局面を見ただけで萎えてしまう心を鍛えることから始めないといけないみたいだけど(笑)。

 だいたいやねえ、振り飛車どうして指しているかって云えば、同形嫌いって面もあると思うんですよね。だから基本的に相〜という戦形は基本的に受け付けない体質(棋風?)なんだろうなあ。

 ところで居飛車党に質問なんですけど、居飛車なんて基本的に同形なわけじゃないですか。矢倉、腰掛け銀、相横歩取り。とはいえ、いくらでも変化はできますけれども。そういうときってなーんか嫌だなあ、とか思うことないですか。矢倉なんて相スズメ刺しって形もあるし脇システムなんてまさに同形ですよね。普通の腰掛け銀も同形だったりしますし。ほんっとに、相中飛車に振ってくる人というのはどういうつもりで指して来るんでしょうね? 

 相中飛車はプロの実践例が一局しかなく(参考:小林健二八段「相振り飛車にツヨくなれ」)、自ら研究しなければいけないんだろうなあ。幸い(?)相中飛車との遭遇率が高いので、徹底的に研究しておいたほうがいいんでしょう。しかし、気が重いテーマだなあ……。


後記:

01/09/04

 相中飛車の実践棋譜は、近藤四段対堀口一史座四段の間でいくつか生まれているらしいんだけど(カーミット氏のタレコミ)どうやったら手に入るんだろう? 又、相中飛車で有効な手段があったら教えてください m(__)m 。


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初版公開:2001年09月01日 最終更新日:2001年09月15日
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