将棋雑誌の表紙について

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 とにもかくにも将棋の文字が世間の皆様の目に入らないと、将棋の存在を忘れられそうで怖い(笑)<(笑)になっていない(苦笑)。そういった意味で、一般人に一番宣伝となっているのは、書店の棚に並んでいる将棋の月刊誌あろう。月刊誌はさまざまなジャンルの雑誌の間に平積み、あるいは差し棚にささっているので、一般人の目に入るはずである。チャーンス! ここで気を引くことができれば良い宣伝になると思うんだよな。月刊誌には「将棋世界」と「近代将棋」と「NHK将棋講座」がある(他にもあったっけ?)。ここで表紙を見比べてみましょうか。

 将棋タウン将棋メディアについてには上記3つの表紙が飾ってあるのでそこでちょっと判断してみようじゃないの。えーっと。……冷静に見て、一般の人が手に取ろうか、とは思えない気がする。最新の「将棋世界」と「近代将棋」には表紙に棋士の写真を飾っているのであるが、なんともマニアックだ。誰もしらねーっつーの。「NHK将棋講座」は棋士の似顔絵がなんともしぶい。三誌とも将棋マニアを対象としているんだろうな、と思われてもしかたないセンスである。故にノーマルな人は手に取らないだろうね。残念なことですけれど。

 宣伝文句もちょっとおとなしいかもしれませんね。チラッと表紙をみて、「おっ!」と思わせる惹句が少ないかもしれない。新人棋士を「若武者」とかいっているんじゃまずいと思います。「新人類」とかはさすがに使わない分別は、ありますよね? 単に、「順位戦結果」とか「7番勝負」じゃ少なくとも若者は反応しない。

 それじゃあ一般人が目にしやすそうな表紙はどんなものだろうか。それはもちろん、今はやりのものを取り込むのである! 表紙に将棋の駒をもってにっこり笑う浜崎あゆみとか(笑)、モー娘。に対談に出てもらうとか(大笑)、ジャニーズメンバーで人間将棋とか(爆笑)。ヒキョーといわれようがなんといわれようがこれは効果あるよ、マジで。ギャラの問題をクリアしないといけないけど。あるいはアダルト色を前面に押し出すとか(なんじゃそりゃ)、無責任に提案しておきます。


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初版公開:2001年03月31日 最終更新日:2001年04月07日
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