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更新来歴と近況(2002年12月)

02.12.30

▼楽して HTML を書くことについて。 yomoyomo 氏より「 InterWikiName で Amazon を指定するのではいかんのでしょうか。」というメールを頂く。ちょっとぐぐってみると(ぐぐるって、 Google で検索するって意味なのね。しらへんかった)僕の希望する機能にかなーり近いものだということがわかった。例えば、今読んでいる星野之宣「ヤマタイカ」を YukiwikiInterWikiName を使って書くと、[[AmazonSearch:星野之宣「ヤマタイカ」]]となり、 HTML 上は AmazonSearch:星野之宣「ヤマタイカ」と表示される。 いちいち ISDN コードを調べなくてもいいので非常に便利だけど、見た目がかっちょ悪い。 AmazonSearch: って出力しないようになればベストなんですけど、これはソースをいじれば解決できそうですね。おお、かなーり希望の環境に近づいてきたぞ。 yomoyomo 氏に感謝。

▼Wikiエンジンでは PukiWiki が好きだなあ。デザインやアイコンにセンスを感じるので。まずは自宅にサーバを作っていろいろ勉強しないとねえ。

▼ところで、手軽に HTML が書けるような環境( Amazon に簡単に繋げることができるとか、外部のリンクを貼るのにタグを書かなくてもいいとか)を日記レンタルサイトのように展開するのはどうだろう。他人への日記にも簡単にリンクを貼れるし、商売になるかも、ってこれも誰かが考えているでしょうけれど。タグを書かず、タグ機能を実現できるというのは大きなアドバンテージじゃなかろうか。

▼というわけで、本年もご愛顧ありがとうございました。来年もだらだら頑張りますので、ぶらりと遊びに来て下さいね。それではよいお年をお迎え下さい。

02.12.28

▼昨日の続きの続き。テキストを書くだけで、勝手にタグをくっつけたりリンクを貼ったり、書籍名を書くと amazon に繋がったりしないかしら、ということについて。アイディアその一。その機能を ATOK のようなフロントプロセッサー(とは最近言わないか)に組み込むというのはどうだろう。文章を変換すると、変換候補がずらりと並ぶよね。そんなふうにある操作をすると、その対象文字がリンク候補を Google あたりに検索させて上位を二三表示するように出来はしないか。例えば、今、日本語入力モードで Google とタイピングする。すると、ごおgぇって、文字が画面に出力されますね。で、スペースキーを叩くと、変換候補として「Google」「Google」「ごおgぇ」って出てくる。それに加えて、「Google(http://www.google.com/)」「Google(http://www.google.co.jp/)」ってみたいに表示を追加するわけ。その候補で確定すると、<a href="http://www.google.com/intl/ja/">Google</a>って、出力してくれる分けよ。変換した瞬間に検索して出力するからレスポンスは悪くなるかも知れないな。でも、便利な機能ではあると思う。 amazon へのリンクも同様に変換候補に取り込めれば実現できそうよ。って、これも実現されていそうだな……。

▼田村隆一訳「我が秘密の生涯」読了。ヴィクトリア朝大英帝国で、ひたすらセックスに没頭した紳士のお話。ずーっと、徹頭徹尾セックスの話し。僕が読んだダイジェスト版である河出文庫でさえ600ページもある。正直、だれる。だれるがこれは読むべきだ。セックスへの執着心が、その時代背景までも詳細に描写してあり、ヘタな風俗小説を読むよりは断然勝る。凄い本があったもんだ。

▼職場を去る先輩を送るため接待徹夜麻雀に出席。珍しく勝ってしまった。それにしても膝が痛い。

02.12.26

▼昨日の続き。テキストを書くだけで、勝手にタグをくっつけたりリンクを貼ったり、書籍名を書くと amazon に繋がったりしないかしら、ということなんだけど。 nDiary という Web 日記作成支援スクリプトというものもよさげですね。これを利用した日記に、こんな→【bk1/amazon/Yahoo!】リンクを貼っているんですよね。これって、僕がいうところの、書籍名を入れると勝手にリンクを生成してくれるのかしら。

nDiary 、魅力的だけど、説明文を読んでもスーッと頭に入ってこない。故に導入を見送り。文章だけでなく、画像といったイメージで説明してもらえるとよかったなあ。

▼一番早く実現できそうなのは、WikiWikiWeb クローン+ amazon リンク自動生成機能付きっぽいっす。お願い、作ってくらさい。

▼鷲田小彌太「思考の技術・発想のヒント」、武沢信行「当たり前だけどわかっていない経営の教科書―がんばれ社長!」読了。月に一度、凝り固まった頭をほぐすために、思考に関する本を読むことにしている。鷲田小彌太の本は、そういった意味で僕にとって大変有用な著者だ。彼の本はどれも、物の見方についてたくさんの例とバリエーションを手際よく提供してくれる。がんばれ社長は、メルマガ創刊時から欠かさず読んでいるよしみもあって購入。メルマガを本にしただけではあるが、手元にあってすぐ読める、どこでもすぐにページを開けるのはやはりいい。自分をもっと熱狂的な精神状態にしたければ読んでみるといい。僕はサイト更新、メルマガ発行に対するやる気と情熱を分けてもらった。

▼スキャナーでやっとこさ画像を取り込んで編集することができました。思い立ったらすぐやらないとね、ということで。目標は所有ゲームブックすべての表紙を取り込むことだが、600冊あるからなあ。一日一冊なら、二年弱か……。

モンスター辞典

02.12.25

▼サイトの更新はめんどくさい。何がめんどくさいって、 HTML を書くのが苦痛なのよ。それに加えてリンクを貼るのがさらに手が掛かる。 amazon へのリンクなんざ、わざわざ ISBN を調べるのがもう厭。でもリンクは貼りたいのですよ。テキストを書けば、書籍、ゲームなどについては amazon にリンクを貼る、自分のコンテンツに関する内容に触れたなら、そのページへもリンクを貼ってくれる。ゲーマニって書けば、ゲーマニへ変換してくれる、そんな仕組みはないものだろうか。

▼Web ブラウザから直接書き込むタイプの日記サイトなどは HTML を書かずに済むが、リンクなどはやはり自分で書かなくてはならない(当たり前か)。じゃあ、リンクをもう少し簡単にかけるツールはないか。テキストエディタや専用ツールだと、ショートカット登録ができるので、一発で<br>などは出せる。それでも amazon へのリンクは自分で書かないと駄目だ。自分のコンテンツや、自分の知っているサイトへのリンクもやっぱり無理である。

▼そういった点で YukiWiki やその他 WikiWikiWeb クローンはかなり僕の理想に近い。掲示板を誰でも操作できるツールとして成長を続けている不可思議なソフトウェアである。コミュニケーションツールとして使われているが、個人で使うほうが向いているのではないかな、と思うことが多い。タグ入力も独自の簡素なルールに従ってかけるので、慣れればストレスなくテキストを書き込めるし、 YukiWiki 内のリンクも単語とちょっとした記号を追加するだけで貼ることが可能なので、テキスト入力作業が途切れることによるストレスは相当軽減される。ああしかし、それでも amazon へのリンクや他のサイトへのリンクはいままで通り ISDN コードや URL を調べたりしなくてはならない。

▼というわけで、以下の機能の実装を希望。(1)ある記号で書籍名を囲むと、自動で amazon へのリンクを貼る。きちんと ISDN を調べ書籍名が誤っている場合は指摘してくれたりする。(2)ある記号でサイト名を囲むと、自動で URL を調べてリンクを貼る。たくさん候補があったり、該当するサイトがない場合は指摘してくれたりする。まあ、このアイディアもたぶんありがちだから、丁寧に探せばどこかにあるのだろうねえ。

02.12.23

▼「タクティクス・オウガ」クリア。最後のオチが非常に納得いかない。ストーリーがいくつも分岐するらしく、何度も遊べる仕様になっているようだが、僕はもういいや。敵に歯が立たない場合、トレーニングで自軍を鍛えることができるんだけど、これがホント、レベルアップのためだけの作業で苦痛なんだよね。自動で訓練も指せることができるけど、コンピュータは効率よく戦えないし時間がかかるので結局自分で全部訓練させたし。戦術によってレベルの差を埋めることができないのは、戦略系ゲームではどうなんでしょうね。レベルが一つ違うだけで戦局がガラリとかわるゲームバランスなので、きちんとトレーニングしないと勝負にならないというのは、ストーリーを追うには間延びしすぎると思う。それと PS 版は読み込みによるタイムラグがあるのはどう考えても頂けないよ、やっぱり。統括すると、僕の評価では60点ぐらいっす。

▼年賀状を始めて Mac で作成。いやー、今まで手書きがバカバカしいほどのお手軽さ。早く導入しておけば良かったなあ。

▼「週刊ゲーマニ」を振り返るために、今年発行したメルマガに目を通しているんだけど、結構物量あるんだねえ。みつづさんやプリンさんの投稿をまとめるには2、3日掛かりそうだ。今暫くお待ち下さい。

▼英語で書かれた Web サイトをを自動翻訳してくれるサイトはいろいろあるけれど、結局 Amikai ってところが一手に引き受けている感じみたいだね。しかしまだまだぎこちない訳なわけで。商用版ではもっと精度が高いのでしょうけれどね。で、どこかに自動翻訳エンジンをフリーで提供しているところはないのだろうかねえ。翻訳ルールや語彙を自由に選ぶことが可能で、もちろんそういった部分もフリーなりで提供を受け、組み合わせは自由自在ってな感じで。自動翻訳ツール用の専用プログラム言語の開発、っていうのもありかなと思ったり。おそらくどこかでそんな取り組みは行われているんだろうけれどね。

02.12.21

▼FTPソフトが上手く動かずサイトの更新ができない日が続いた。思い通りにいかないとストレスが溜まるっす。

▼今年分のメルマガ発行は今日で終わり。来年に向けてネタ集めをしておかないといけないので、実質的には普段とあんまり変わらないのであった。さらに戯言を再開予定なので、週三本の連載を抱えることになるのよね。まあ、自業自得だけどさ。

▼フランシス・フクヤマ「人間の終わり―バイオテクノロジーはなぜ危険か」読了。人間性という根拠がバイオテクノロジーによって改変されるだろうという予測と、その結果によって引き起こされる社会構造の変化のいくつかのシナリオが描かれている。寿命が延びて新陳代謝を失い、複数の世代が同居する世界や、デザイナーズベイビーと呼ばれる遺伝子操作から、肉体労働向け、頭脳労働向けに最初から選別されて作られる世界とか。著者はそういった技術の乱用を避けるために世界共通で規制を設けてコントロールできるようにするべきだという。むろんそうだと思うが各国の足並みを揃えることも大変だし、でもやんなきゃならないし、しかしその重大性は核兵器よりわかりづらい。フランシス・フクヤマの功績は、そういった問題をわかりやすく語ることができる、ということだろう。

▼瀬名秀明「ハートのタイムマシン!―瀬名秀明の小説/理科倶楽部」読了。「小説と科学―文理を超えて創造する 岩波高校生セミナー (8)」の文庫化+半分書き下ろし。岩波本はすでに読んでいるので、書き下ろし部分を読むために購入。毛利衛氏との対談に共感できる部分多し。自分のやっていることが、オンリーワンだろう、凄いことをやっているに違いない、という発見と誇りとドキドキ感こそが行動の持続につながるんだよな。将棋戯言という将棋コラム、ゲームブックメールマガジン、eBANKでおひねりという活動も、つまりはそういうエネルギーによって支えられているわけです。ふむ。

02.12.18

▼Web投げ銭の話。いくつかおひねりを投げましたが反応も様々ですね。嬉しいという方もあれば、余計なお節介という方もいました。おもしろいなあ。

▼Web投げ銭を本気で普及しようと思ったら、やっぱし有名サイトに採用してもらうか、あるいは自分のサイトが有名になるか。ともかく露出を増やして、多くの人に「こんな考え方もあるよ」ということを伝える努力を続けないといけないのだなあと思う。Web上にあるあらゆる宣伝サービスも併用しながら、ともかく知ってもらわないと。

▼Web投げ銭のアイディア自体に問題があり、普及しないんじゃないのといったメールも戴く。そうかもしれない、そうじゃないかもしれない。ただ自分の直感と、「本気で世界を変えようと思ったものだけが世界を変えてゆく」という言葉を胸に秘めてメルマガを続けるつもり。

▼それにしても、マイクロペイメントとしての「投げ銭」と、僕が提唱する「投げ銭」と意味を混同している人が多くて残念だ。

02.12.16

▼将棋の話。大崎善生と高橋和が結婚するのはいいとしても。きっかけは91年に雑誌「将棋世界」で知り合った、とある。今年26の高橋は当時16だったわけで。その頃から目を付けていたということになる。同じ例といえば中井広恵女流三冠である。兄弟子の植山は中井が幼少の頃から目をつけ嫁にするつもりだったらしい。光源氏っぽい世界というのはどこにでもあると思うが、なんともうらやましい話しだ<うらやましいのかよ。

▼新ウェブサービスとして、ネット墓守というのはどうだろう。自分が死んでもサイトの残し、その意志をついでもらいたいと考えている人へのサービスである。サービス内容は、登録しているサイトを定期的に巡回する。ある期間更新がない場合、サイト管理者へメールを送信。返事が来ればそのまま放置だが、返事がない場合、サイトが死んだと判定し、サイトデータをまずはデータベースに登録しそのサイトの跡継ぎが立候補するまで文字通り墓守として管理するのである。そんだけ。料金は登録時と跡継ぎに支払ってもらう、のかな。どれぐらい需要があるかはわからないけど。

▼ フランシス・フクヤマ「人間の終わり―バイオテクノロジーはなぜ危険か」を読んでいるのだが、いろいろと考えさせられる。人間が薬によって人格を変えられるようになれば、果たしてそれは人間といえるのか?といったかなりSF寄りな話が満載。刺激的。

02.12.15

▼ゲームブックの話題、続き。先週の「週刊ゲーマニ」の中で HUGO HALL 氏降臨の話題を振っておいたところ数名が夢時間へ訪れ、その奇跡に立ち会った模様。同好の士とともに分かち合える喜びは何事にも代え難い。

▼「劇場版TRICK」を見てきました。別に劇場で見なくてもビデオで大丈夫です。非常に荒い作りなのは時間枠のせいでしょうねえ。あの独特の世界を二時間で完結させるのは、よほど腕利きの脚本家じゃないと無理なようです。矢部警部(生瀬)が活躍しないのが非常に不満でした。

PayPal を利用した「Web投げ銭システム」のバリエーションとして、「PayPalでおひねり」を計画しているのですが(そのまんまだな)、 PayPal を利用するためにはクレジットカード( VISA / MASTER CARD / AMEX / DISCOVER )が必須。僕は JCB のカードしか持っていないので新しくつくらないといけないんだけど、種類がいっぱいあって正直どれを選べばよいのかわからない。参考サイトとしてカードギンザってとこがあるんだけど、なんていうか、そこまで血眼になって得するサービスを探そうとは思わないんだよね。最低限、年会費が無料であってくれればあとは、もうとりあえずいいやって感じなんです。普段カードで買い物なんてしないだろうし。カード会社ももっとシンプルなサービスだけに絞ったカードを作った方がいいと思うよ。特典は年会費無料と利用額5%還元だけ、とか。駄目ですか。

02.12.14

▼書きたいことがいっぱいあるが、ありすぎてどうしょうもない。うれしいこと悲しいことがホント、塞翁が馬というかなんというか交互に襲ってくる。どこかでバランスが取れているのか、と思う。実際のところ、バランスが取れていると思いたい、思い込みたいということなのだろうけれど。

▼ここ数日の読書来歴から。島朗「島ノート 振り飛車編」、光瀬龍、萩尾望都「百億の昼と千億の夜」、 萩尾望都「イグアナの娘」、井上ひさし「ことばを読む」読了。島ノートは中級以上の、基礎定跡を知っている人には有用だと思うが、初級者には難しい。好著であることは保証するが万人には勧められない。百億〜は原作を先に読んでいるのだが、これはこれで萩尾的解釈で悪くない。が、原作の美しい日本語も是非堪能して欲しいと思う。イグアナの娘は、現代人が抱える痛いところを鮮やかに描いていて、読んでいて非常に苦しい思いをした。自分に似た子供をかわいがれずいじめてしまう母親像(イグアナの娘)、子離れできない母親のエゴ(カタルシス)など他人事とは思えないよ、まったく。ことばを読むは、井上ひさしが選りすぐった良書カタログ。彼の本は結構読んでいるが、ほとんどがエッセイ、評論のたぐいで小説や戯曲はまだ手を出せていない状況。

▼ゲームブックの話題。かの HUGO HALL 氏がマーリンの呼び声夢時間に降臨された。この感動を説明するのは大変面倒なのだが、簡単にいってしまうと青年期における人格形成の土台に成っている書物「ドラゴンファンタジー」の生みの親の一人なのである。メールを出したら丁寧な返事も戴いてしまった。ああ、長生きしていてよかった。

02.12.11

▼引き続き PayPal の資料集め。「Web投げ銭」に使えるサービスはやはり Donations翻訳サイトによる翻訳版はこちら)で合っていたが、 Request Money というカテゴリではなく sell というカテゴリ内にありました。僕が望んでいた送金フォームを簡単に作成できるようです。さらに HTML に習熟していればもっと簡素なコードで設置できる、らしい( Technical Overview)。詳細については pdf ファイルが用意されているのでそれをよく読むしかないようだ。ああ、もどかしいっ。英語がスラスラ読めればなぁ……。あとはやはりアカウントを作って実際やってみるしかないか。そのまえに PayPal でつかえるクレジットカードを用意しないといけないなぁー。ああ。

メルマネを使っておひねり投げてきました。相手の名前が分からないといけないっていうのは、ペンネームを使っているサイト管理者が多い情勢ではすこぶる使いづらい。本名以外にいくつかペンネームが使えると絶対便利だと思うんだけどねえ。

02.12.10

▼メルマガeBANKでおひねり用に PayPal 関連の資料集めなどを行っている。検索エンジンにかけると日本でも海外オークションを利用する方々や、海外を射程距離にネット小遣い稼ぎを標榜するサイト、それと臓器移植の寄付集めを行っているサイトに引っかかるようだ。 Paypal は当然世界各国で使用可能なのだが、本店が米国にあるので日本国籍を持つ我々には少々コスト高である。詳細については PayPal 自身が日本語の FAQ を用意してくれているので、興味のあるかたはこちらをどうぞ。 PayPal に LOG IN しないと日本語版 FAQ にアクセスできない、という情報を貰ったのですが、普通に見ることができるみたいですね。それとも LOG IN すると別の情報が提供されているのかしら。

▼eBANKでおひねり的には、 PayPal が果たして「Web投げ銭」に使えるかどうかだけが知りたいのですよ。で、それにあたるサービスというのが、どうやら Request Money というらしい。いまいちよく分かっていないが、送金フォームを自分のサイトに置く仕組みなのだろうと勝手に想像している。例えば、 Armed and Dangerous にある「PayPal DONATE」と書かれたアイコン。リンク先は送金フォームになっているのですよ。必要事項を書いてサブミットするスタイルは、おひねり(ここでは DONATE =募金、寄付)を投げる手間が割と少なくて良い感じだ。キモは送金先が登録フォームを準備している点だろう。おひねりを投げる側は、自分のアドレスを記入すればよいのである。eBANKでおひねりではおひねりを投げる側がいちいち口座にログインし、送金相手のアドレスを入力しなくちゃならない。この仕様だと、例えば数多くのサイトにお捻りを投げる場合の手間を考えると如何に大変かわかる。しかし PayPal 式だといつも記載するのは自分のメールアドレスなので、慣れやすいと思うのですね。こういったユーザにやさしい、というか使いやすい、というか使わせる仕組み作りは是非 eBANK に見習って欲しいところ。っていうか日本のカード会社がやったっていいと思うんだけど。まだ PayPal のことはよくわかっていないのであれですが、普及が進むシステムというのはそれなりの理由があるものだと、そんな印象があるな、 PayPal には。

02.12.09

▼東京西部で初雪。体調も戻らないし交通機関もなんだか遅れているみたいだしでお休みする。昼を頃になって昨日から続いていた頭痛が和らいできた。早く健康体に復帰したい。

▼島朗「島ノート 振り飛車編」購入。1,800円もするが、アマチュア中級、特にネットで将棋を指している人には福音となるね。四間飛車以外の振り飛車の解説が詳しいというのもありがたいし、四間飛車も最新藤井システムについて書かれてある。普通はない持久戦の解説もあるしもう入れたりつくせり。買いなさい。

▼毎日コミュニケーションズ「雁木伝説」読了。居飛車党で矢倉や横歩取りといったメジャー系が苦手な御仁に最適な一冊かと思う。メジャー系の戦法は攻守のバランス感覚が難しくそこが面白いところでもあるのだけれど、お互いの玉頭を殴り合うので精神的にキツイのね。本書の雁木はとにかく先制し攻めまくることが可能なところがいい。先手後手双方の解説があるので、居飛車相手には雁木一本で戦うことも可能である。攻めに自信があるならレパートリーに加えたいところだ。それにしても右三間に構える形の優秀さを見極め連採し、高勝率を上げたらしい林葉直子の棋才は将棋界にとって惜しまれることよ。

▼萩尾望都「11人いる! (続) 」読了。中編二作を収録。表題作は前作「11人いる!」の続編で、キャラクターを知っているとより楽しめる。舞台設定は見事だし、僕の好み。物語ることの巧みさでは日本でも五本の指なんじゃないでしょうか。いや、四本が誰かは分かりませんけれど。「マリーン」は、なんていうか叙情的っていうのかな、フランダースの犬系のスパンの長い、お話で不幸な人間が成り上がるためにいろんな物を失っていく、という筋書き。酷くもの悲しいが、読後感は爽やかだ。見つけたら読んでおいて損はないよん。

▼ゲームブックの画像を取り込むため、というのと年賀はがきをそろそろ手書きをやめたいというわけで、オールインワンなものを購入しました。これが一番サイズが小さかったのと、パソコンに繋がっていなくてもコピー機能が使える、というのがポイントでした。サイズが小さいといっても狭い我が家にとってはかなり大きい代物なので、置くところがなく、パソコンの真ん前にとりあえず仮置き。おかげでディスプレイが見づらくてかなわん。

▼精神的ダメージの大きい出来事がまた一つ……。落ち着いたら文章を書こうと思います。

02.12.07

▼風邪を引く……。今週はもうさんざんだった。飲み会二つも不義理してしまったし。メールの返事書きも溜まっているし。

▼「雁木伝説」とか「続・11人いる!」も書かないと。うう。

02.12.01

▼森下卓「森下の対振り飛車熱戦譜」購入。対振り飛車の思想を知りたいと思って手を出したが、単なる自戦記だった。それはそれで読み物として楽しめはするのだけれど、どうも物足りないのである。対振り飛車に対する基本的な考え方というのかな、指針、心得を公開して欲しいと思うのであるよ。細かい変化については東大将棋ブックスを読めばだいたい事足りるので、思想面での教科書が欲しいんだな。例えば、何故後手番では千日手含みの作戦を狙うのかとか、急戦はどうして狙わないのか、とかね。その結果、どんな戦法を選択するだのしないだのといった話しになるわけで。今僕はなんとなく対振り飛車には急戦で戦っているんだけど、何故その戦法を選んだのって問われると返答に困ってしまう。単に居飛穴がヘタという理由で急戦を選んでいる、というのは何か違うと思うし。自分なりの将棋に対するバックボーンが欲しい、ということなんだろう。

▼メルマガ「eBANKでおひねり」に広告を出したい、と企業から連絡がある。購読者150人未満、今なお購読解除者が後を絶たないダメダメメルマガなのに(笑?)。思わぬ申し出に吃驚しつつ交渉し、結果来年の5月まで月一回づつ載せるということで合意。メルマガ配信を続けるためのよい動機付けとなった。感謝。

▼読者獲得のために、 Googleweb投げ銭をキーワードに検索を行い、自ページで web 投げ銭活動を行っている方に eBANK でおひねりへのお誘いメールを配信し始めています。大半がろじっくぱらだいすの web 投げ銭の影響を受けての設置しており、やはり有名サイトの影響力というのは凄い。また、あれほど有名なサイトが提唱している web 投げ銭に追随しているサイトの数の少なさを考えると、普及の前途多難さを感じます。


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