夜の馬
きみは名を上げて勇者と呼ばれる日を夢見た放浪の旅を続ける剣士だ。ある日,アドスの森で巣穴にぴかぴか光る物を集めることで有名なシデマドを一頭倒したきみは,さっそく穴のなかを探った。がらくたの山のなかから銀色に輝くペンダントを見つけ,大喜びで早速首にかけてみる。そのとたん,誰かの声が頭のなかに響きわたった。あわてて周囲を見渡したが,誰もいない。「そう驚かんでくれ,旅の剣士よ」なんと,きみに話しかけているのは,首にかけたペンダントだった。(巻頭ページより)
- 茂木裕子著
- 東京創元社
- 創元推理文庫 九〇二 9
- 定価650円
- 文庫
- ISBN4-488-90209-X C0176
- 初版 1990年 2月 9日
- パラグラフ数 640
- カバー・イラスト 三好道夫
- 本文イラスト 渡部正久
- 竜札付き
- 魔界物語辞典
- あとがき
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初版公開:2003年1月12日 最終更新日:2003年1月12日
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