04.01.28 晴れ
▼鷲田小彌太『「やりたいこと」がわからない人たちへ』(PHP文庫)読了。精神安定剤というか。
平凡だが、「やりたいこと」を見つけるもっとも確実なことはいま与えられている課題をしっかりやることだということをたくさんを例を出して読み手にエールを贈ってくれる。文字も大きいし本も薄いから一息で読めるでしょう。鷲田氏の文書は暖かい眼差しを感じるので割と好きなんですよね。amazonでの書評は散々なものですが、それは本書を実用書として期待しすぎなのですよ。本を読んだぐらいで人間が簡単に変わることができるなら苦労しませんって。
04.01.27 晴れ
▼将棋倶楽部24、久々に三段復帰。当分境界線をウロウロしていると思いますが。
▼丸谷才一(編)『私の選んだ文庫ベスト3』(毎日新聞社)読了。
▼串田孫一『生きるための思索』(現代教養文庫・絶版)読了。
▼『天外魔境II MANJI MARU』(NINTENDO GAMECUBE)了。えーっと、桝田省治が参加したゲームだというので遊んでみたんだけれど、凡作だったなあ。amazonのレビューに、「旧作に比べて残酷描写がなくなってしまっている」というのは気になるところ。レベルも簡単に上がりすぎるし、移動画面が3D化されたことによる移動感覚のまどろこしさは我慢の限界であったりと、旧作にはない改悪を重ねてリリースされたようだ。あーあ。
04.01.15 晴れ
▼田中寅彦『百人の棋士、この一手』読了。寅彦が対戦した棋士百人の回顧録。ご本人の自慢話が約半分。まあ彼の著書全般にいえる特徴なので目をつぶる。価値があるのは、マイナーな棋士にまで僅かではあるがスポットが当たっている点で、情報が少ない将棋界内部の人間が伺えるところ。穴熊専門で中原永世十段を撃破したことのある瀬戸博晴(そういえば先崎がどこかで彼のことを書いたことがあったな)や有野芳人、宮田利男などは相当マニアじゃなきゃ知らん訳だしね。そういった意味でも、週刊誌に連載されたことはよかったんじゃないかしら。
▼薄田泣菫『茶話』読了。谷沢永一が推奨していたので。コラムの古典なんだそうだが、全然古びとらん。面白い。一編が2ページほどで短い時間に読むのがよろしいかと。僕は毎日通勤時間を利用して少しづつ読み進めていました。
04.01.12 晴れ
▼ここ数日寒いね。寒すぎる。お陰で頭痛。昨日の飲み会ではあまり飲んでいない(生中×2、日本酒×2、チューハイ×1)ので、二日酔いではないはずなんだよな。
▼昨日の飲み会は、会社を去った人を招いた同窓会。話題は女とハゲ。三十路の独身男性だと話題がこんなものが中心になる(のか?)。
▼魚柄仁之助原作・大谷じろう画『おかわり飯蔵 1 (1) 』(ヤングサンデーコミックス)読了。魚柄仁之助の著書は、楽しく生きる知恵が満載で面白いんだが、この漫画はちょっとねえ。生活術を見せるためのストーリー作りが弱いよ。生活術のみ載っている他の単行本の方がよっぽどお得です。入門用はいいかもしれんけれどねえ…。
▼棋譜並べ。87/160。
04.01.07 晴れ
▼谷沢永一『読書人の観潮』(潮出版社)読了。
▼棋譜並べ。86/160。
04.01.06 晴れ
▼購入CD。
04.01.02 晴れ
▼新年ですね。本年も宜しくお願いします。今年は私生活にていろいろ「決断」を迫られることになっているので、サイト運営もままならないかもしれませんが、まあそのときは告知します。
▼藤井猛『四間飛車の急所 1 (1) 』(浅川書房)読了。四間飛車の変遷を急所に絞ってまとめ上げた定跡書であります。体系的に構成されている本書は、四間飛車研究の礎となる一冊でありましょう。対四間飛車戦法の変遷のキモがよくわかりますね。惜しいのは革命的な手の出現した時期や対局者がほとんどでてきていないところぐらいでしょう。続刊が楽しみです。
▼『将棋ガイドブック』(日本将棋連盟)読了。将棋を知る上で大変ためになる本ではありますが、当の昔に出ていておかしくない本ですね。そんでもって、これぐらいの内容はHPに掲載されていても一向に問題ないと思うんですけれども。それでもとりあえずまとめたことは評価したいと思います。えらい。
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