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更新来歴と近況(2003年1月)

03.01.30

鬱。
将棋倶楽部24。1勝。【早指し】1局。危うい角交換中飛車だつた。っつーか、鬱なのに指すなよって感じ。本年度通算53勝45敗。R1875
▼あ、【eBANKでおひねり】の構成を大幅に変更しました。見やすくなったと思います。あとは広告を外すだけだな。

03.01.29

▼将棋の話。佐藤3連敗。彼も波のある将棋指しだから止むを得ないのかもしれないが、それにしてもぽっきり折れている感じだな。空回りしてるといおうか。A級順位戦ではトップに立つものの、このままだと藤井に挑戦権がいきそうな雲行きである。
▼萩尾望都『モザイク・ラセン』読了。表題作を含む SF 3作品を収録。表題作は異次元を行き来できる人間が、他の次元に召還され事件に巻き込まれるというもの。構成がしっかり練られていない感じ。十数名の人物が登場するが、物語ることに必死で余裕がない。筋ばっかりで味気ないのね。もっと多くページを割いてエピソードを入れたほうがよかったのではないかな。 SF 作品というのは、その世界のルールを上手く物語に溶け込ませて読者に不自然さを感じさせないかあるいは世界観を納得させる作業が必要ですが、本作では納得させる作業に終始していたともいえそう。ラセンと悪夢いうイメージに寄りかかりすぎなのかもしれない。発想は相変わらず綺麗ですけれどね。体のつながった兄弟(兄は醜くて賢い、弟は美しく愚か)のモチーフがここでも使われています。残りに2作はヨーロッパの童話に出てきそうな小品。「ハワードさんの新聞広告」は自慢したがりな金持ちの滑稽さを皮肉った喜劇、「きみは美しい瞳」は自分の暗黒部分を認めない男の悲劇。全体として本作は『半神』に劣るように感じた。
▼Web投げ銭の話。Google で「Web投げ銭」を検索すると、eBANKでおひねりが1ページ目に表示されるようになりました。これはひとえに将棋タウンさんからリンクを貼っていただいた効果なのでしょうか。それでもって「Web投げ銭」という言葉がサイト上に存在しないが故、結果的に上位に表示されるようになったのかしら。どちらにしても最初のページで表示されるのは嬉しいです。

03.01.28

▼将棋の話。佐藤天彦が連敗! ああ、なってこった。並んでトップだった村山慈明も仲良く黒星を重ねたために9勝3敗で首位はキープだが、何しろ8勝4敗が3人もいるし、順位は当然彼らのほうが佐藤より上(佐藤は今期三段リーグ初参加)だからもう一つも落とせない展開になってしまった。ここから踏ん張って勝ち上がれるか。彼の真価が問われる。ちきしょー、頑張ってくれ。次回の決戦は2/10。
▼上記のような順位戦の星勘定は将棋順位戦データベースでいつもチェックしております。お世話になっております。ほんとに、もうほんとにこういうページこそ日本将棋連盟がやる仕事でしょうに。ワシしゃ情けないよ。
▼『THE GREATEST HITS』LOVE PSYCHEDELICO を中古で購入し堪能。よい。
将棋倶楽部24。2勝2敗。【早指し】4局。自戦記ネタを収集しようと第1局目中飛車にして、見事作戦勝ち。一気に畳みかけて快勝かと思いきや、5手1組の手順の途中で誤算に気づいてしまう。もちろん修正は利かず以下ボロボロに……。酷いなあまったく。本年度通算52勝45敗。R1858

03.01.27

▼今日は長いぞ。
ろじぱらの過去の日想を読んで想ったことをつらつら。
▼「Web投げ銭について考えてみた」は2002.06.11の日想でひな形が公開されている。「eBANKでおひねり」は2002.08.08公開だから、約二ヶ月前程度先行されてたみたい。「eBANKでおひねり」の構想は eBANK のメールサービスを聞きつけてからだから、2002.07.15頃にできたわけで、結局先駆けることはできなかったしわけだけれど。投げる / 受け取るといった考え方を先に考案してもらったと思えば非常にラッキーだったね。しかも日本でも有数の人気サイトですしWeb投げ銭というキーワードや概念の普及に大きく貢献してくれたなあと。
▼2002.06.13ではその知名度を利用してWeb投げ銭用無料素材を募り、2002.06.18に振込んだ人の名義が振込先にバレルという問題をいち早く告知している。見事なまでに先を越されていることを発見しすっかり鼻白んでしまったことよ。
▼で、2002.06.24にて正式公開。人気あるサイトだけに非難反論も数多く貰ったのだろうなあ。そのプレッシャーに耐えてもなお、 Web投げ銭を具体的に責任を持って発表したことに拍手を送ります。ちったあ、投げ銭システム推進準備委員会も見習えって言いたくなるね(サーバ落ちすぎだし)。
▼だけど、

毎日毎日少なからぬ時間を更新に費やし、有料サーバーや独自ドメインに費用を支払い、有料チャットや有料掲示板を借りてまで閲覧者のために尽くそうとしているサイトが、なんの対価も払わない、払う気のない一握りの閲覧者の我侭と悪戯によって潰されていく。良質なコンテンツ提供者が報われない世界。悲しいけど、これが現実。
っていうのは、どうかな。閲覧者ために尽くすのではなく、自分のためではないのかな。自分のために趣味でお金や時間を浪費しているんじゃないかしら。で、たまたま波長があった人たちが集まってきて交流すると。一部には勘違いした人のいて、嫌がらせをするかもしれないし、我侭や悪戯で困ることもあるかもしれない。でも、これは一般社会でも同じようなシチュエーションはあるし、問題が起こるのは往々にして管理者に隙があるからだと思うんだけれどな。きちんとスジを通せば、たいがいは解決すると思う。
▼良質なコンテンツ提供し、今後も続けていこうと思っているサイト管理者に必要なのは、サイトを続けるための動機付けのひとつとしての「Web投げ銭」などではなく、大人としての振る舞いや態度で持ってサイト管理するという技術と心がけだろう。そしてそんなことは人間社会ではごくごく当たり前のことだ。
▼ろじぱら的Web投げ銭に素直に頷けない僕の違和感は、大人になりきれていない子供を保護しようとする甘ったるい態度に起因するみたいだ。また、サイト運営者を中心とした、いわゆる投げ銭を受け取る側ばかりの言い分(言い訳)が多いというものもあるかも。正味な話、投げ銭を投げる側の視点が欠落している。
▼これはワタナベ氏が受け取るばかりで自分からは投げたことがないからなのかもしれません(実際に投げていないかどうかはわかりませんけど)。主体はどうみても投げる側ですからね。もっとそちらにも視点を向けるとよいのではないかなあ。
▼eBANKでおひねりでは、投げる / 受ける双方をバランスよく考えていきたいと思っています。特に投げるほうに僕個人は興味があるんで。てなわけで、相互補完できるような感じになればいいですね。
▼あと、良質なコンテンツなら応援メールや書き込みをされているはず、なので当然報われていると思うんだけどどうでしょうか。僕のサイトは相当マニアックで間口が猫の額ぐらいしかないものですが月平均5通程度、サイトの感想を頂いてます。うちのサイトが良質かどうかは別にしても、きちんと書いていれば(本人はそのつもりですが実際はよくわかりません)きちんと評価されますって。人間同士なのだから、分かり合う部分が必ずあるんじゃないかしら(もちろん、分かり合えない部分、勘違い、思い違い、すれ違い等のほうが圧倒的に多いですがね)。
▼2003.01.26 では @Pay を取り上げていますが、これもサイト管理者視点でのお話ですね。次回ぐらいに @Pay で投げる側から見た使い勝手の話でもしようかしらん。
▼柳瀬尚紀『翻訳は実践である』拾い読み了。翻訳再開のための気分作り。それ以外に読むべき価値はない(僕にとってはね)。この人は趣味が将棋であり、私と共通点が多い。清水義範の『船が州を上へ行く』を激賞しているが、僕もあの作品は大好きだなあ。
▼別冊宝島編集部『私でも面白いほどわかる決算書』流し読み了。大人の知識として必須だろう、こういうのは。小学生時代にやっておくべき、だったなあ。
▼『ゼルダ』進捗。やっとガノンに再会できたところ。ルピー200枚しか持てないけど、これって拡張できないのかなあ。200枚なんてすぐ貯まるし、宝箱の中身は高価なルピーであることが多いので勿体なくて。
将棋倶楽部24。2勝1敗。【早指し】×3。これぐらいが順当だ。本年度通算50勝43敗。R1856

03.01.26

▼翻訳の話。今のところ僕のサイトではシャーロックホームズ『空家の冒険』をとにかく最後まで翻訳し公開している。もちろん、いまの品質に満足しているわけでもないし、機会があれば翻訳し直したいとは思っているが、過去の物に手を入れるよりは新しい物にチャレンジした方が僕としては楽しいので、永遠に手が入らないのだろうな。
▼上記の拙訳で分かると思いますが、とにかく当方、文法がわかっておらんのですよ。これがもう吃驚するぐらい基本知識が欠落しているのです。五文法も今だに辞書を見ながらじゃないとわからない。文意自体を正しく理解することができとらんのですわ。学生時代、適当に授業を受けてきた報いですねえ。この頃特に学生時代、どうしてキチンと勉強しておかなかったかと悔むことが多いなあ。英語もそうだけど、経済学(経済学部だった)もしかり。社会に出てその面白さに気づくのだから、もったいないったらありゃしない。
▼というわけで、英文法の勉強によい書物がありましたら、教えて頂けるとありがたいです。
アクセス解析を再び開始。旧 URL ( http://www06.u-page.so-net.ne.jp/kc4/chacha/ )でアクセスしている人が結構いるのだねえ。検索エンジンの巡回のせいかな。
将棋倶楽部24。9勝9敗。【早指し】×18。指しすぎ。病気か>ワシ。毎回、負け越さないことを目標に指している。連敗すると、それを取り戻すためにともかく二回指す。このとき連勝できれば目標に達するので指すのをやめて高段者の将棋を観戦する。んが、一つでも星を落とすと、一勝三敗になるから、また二局指す。そしてまた一勝一敗だったりすると……、といった具合でだらだら指してしまった。使いすぎなのか、頭が痛ひ。本年度通算48勝42敗。R1840

03.01.25

【将棋戯言】【ゲーマニ】更新、【週刊ゲーマニ】【eBANKでおひねり】発行。
▼ゲーマニ。扉絵を飾りました。いろいろありましたが、ともかく、何をやるにも細心の注意を払わないと足下をすくわれますよ、ということですね。勉強になりました(ってこんなんばっかり)。
▼萩尾望都『半神』読了。表題作「半神」だけでも読む価値があるだろう。うーん、えぐいなあ。人間のグロテスクな部分がもう余すことなく。
▼星野之宣『巨人たちの伝説』読了。 SF は向いていないのかなあ。描く宇宙船や街の風景がどうにも SF してないので、今ひとつストーリーに入り込めなかった感じ。
将棋倶楽部24数日で。4勝1敗。【早指し】×5。そのうちの一勝は某サイト管理者から挙げたもの。お互い悲観していたという変な横歩取りでした。本年度通算39勝33敗。R1836

03.01.23

ゼルダ三昧。面白いよー、これは。 3D 画面で街やダンジョンを彷徨うだけでウキウキできるのだ。少年時代、見知らぬ隣町へ足を伸ばした時に感じた心細さと、新しい風景を見聞きする喜びが体験できてしまう。ただ、ボス戦など体の大きい敵と戦うと、自分が何をしているんだかわからなくなってしまうのね。視点がぐるぐる変わるし、弱点がわかりにくいし、ダメージを受けているのかさっぱりわからん。アクションもシビアなので、今年で齢三十を数える私には結構厳しいものがあるぞよ。それでも、次の場面見たさに頑張っちゃうもんね
▼河口俊彦『新・対局日誌〈第8集〉七冠狂騒曲(下)』読了。年代が新しくなるにつれ、皮肉のパワーが落ちているのを感じる。呉智英『ホントの話―誰も語らなかった現代社会学 全十八講』読了。知識人として責務を全うしている一人だと思う。知識人の職務っていうのは、世のあらゆることに対して誠実に物事を考えること、考え続けることだからね。本書はその成果が口語体によってなされいる。
将棋倶楽部24数日で。4勝。【早指し】×4。気を抜いて指した方が圧倒的に勝率がよいのはどうしてだろう。ひらめきが冴えているときもたまにはあるのだねえ。本年度通算35勝32敗。R1804

03.01.21

ゼルダ三昧。面白いよー、これは。 3D 画面で街やダンジョンを彷徨うだけでウキウキできるのだ。少年時代、見知らぬ隣町へ足を伸ばした時に感じた心細さと、新しい風景を見聞きする喜びが体験できてしまう。ただ、ボス戦など体の大きい敵と戦うと、自分が何をしているんだかわからなくなってしまうのね。視点がぐるぐる変わるし、弱点がわかりにくいし、ダメージを受けているのかさっぱりわからん。アクションもシビアなので、今年で齢三十を数える私には結構厳しいものがあるぞよ。それでも、次の場面見たさに頑張っちゃうもんね
▼河口俊彦『新・対局日誌〈第8集〉七冠狂騒曲(下)』読了。年代が新しくなるにつれ、皮肉のパワーが落ちているのを感じる。呉智英『ホントの話―誰も語らなかった現代社会学 全十八講』読了。知識人として責務を全うしている一人だと思う。知識人の職務っていうのは、世のあらゆることに対して誠実に物事を考えること、考え続けることだからね。本書はその成果が口語体によってなされいる。
将棋倶楽部24数日で。7勝8敗。【早指し】×15。このところ冷静に指せていない。折角持っている ID を R1800 に挙げたばかりだというのに。本年度通算31勝32敗。R1745

03.01.19

▼昨日色々お買い物。書籍。金子タカシ「ザ・必死―これが終盤の定跡だ」(MYCOM将棋文庫)、河口俊彦「新・対局日誌〈第8集〉七冠狂騒曲(下)」、ゲーム。「ゼルダの伝説 風のタクト」(GC)。
▼ポケモンに挫折し、違うゲームをでもやるかあと思っていたところ、敬愛してやまないそねさんがゼルダのポエムを連載していたことを思い出し、発作的に購入してしまった。
▼ゼルダ、面白いが、いまいち操作性が悪いのかまだアクションに慣れていないのか、移動にストレスが溜まってしょうがない。視点がぐりぐり動くため、自分の居場所を見失ってしまい、すぐ道に迷ってしまうのよね。おまけに酔う。一日一時間が限度だなあ。
【ゲーマニ】【eBANKでおひねり】を tripod に移転完了。当分移動はなし。
将棋倶楽部24。3勝2敗。【早指し】×5。連敗の後連勝。本年度通算24勝24敗。R1796

03.01.18

【将棋戯言】更新、【週刊ゲーマニ】【eBANKでおひねり】発行。
▼将棋の話し。三段リーグで勝ち星で一位に並んだ佐藤天彦一四歳。関西、久々の大器なのだろうか。彼の棋譜は流通してないし棋風についての情報も皆無なので非常に知りたいのだが。
▼将棋戯言ネタでいずれ書くが、三段リーグというのはレベルも高く、しかも他のプロ棋戦と違いスポンサーは日本将棋連盟であるため、棋譜の掲載は連盟の態度ひとつで決まるんだと思うのよね。だからさ、将棋連盟のサイトにでも観戦記を連載しろっちゅーのっ! 著作権もスポンサーに気兼ねしなくていいし、レベルも高いし、三段にとっては励みにもなるだろうし。こんなに魅力的な棋戦(ある意味順位戦よりも過酷なのよ)を死蔵しているなんて、ホント、何考えているんだか。
▼尾本惠市[編著]「日本文化としての将棋」読了。尾本は本当に学者なのか? 彼の文章はわかりにくいし、前半はそこいらへんの将棋知識を切り張りしたもの、後半は自分と将棋の関係を述べただけというていたらく。あんぐりだよ。齢七〇歳なら何をしても許されるのか? 帯の米長の推薦文も明らかに誇張だ。研究成果の集大成ではないし、集大成というのなら、すべての論文を載せるべきだろう。返す返すも井上章一の文章がないのでは価値半減である。
▼各論も、研究成果としてはいかがなものか。自分の専門分野に将棋と関係のありそうなエピソードをとってつけたようなやっつけ仕事がほとんどである。確かに木村汎が「人間の可塑性」で”このエッセイの中で”という一文がある。つまりはこの本は将棋与太話本なわけで、だったら「将棋学」とか「学術書」とはいえないんじゃないのか。
▼あのー、学術書って名乗るのなら、それなりの完成度がないといけないんと思うんですけれど。
▼ただし、全部が全部駄目、というわけじゃない。佐伯真一「平安から室町のさまざま将棋」では、「将棋倒し」という言葉が太平記(一四世紀後半ぐらい?)に出てくるという指摘がある。これは新鮮だった。増川宏一「江戸時代の将棋」では、大橋家文書の解読作業から(大橋家からこのほど提供された物)将棋御三家の経済状況がわかったり(喧伝されていたよりは、あまりお金がなかったようだ)、旦代晃一「将棋とチェスの比較論」では、 ECO (チェス・オープニング・百科事典)というものがあり、数年後毎に大幅に改訂されているということを知った。先達があるんだから、将棋でも実現できるんじゃないですかねえ。ねえったらさ。さらに、

「チェスではインターネット経由で棋譜二百万を集めたデータベースに誰でも無料でアクセスできるようになった」
そして、
また棋譜の著作権を主張できないこともこのようなデータベースの存在を支えている。米国最高裁判所の判例に「棋譜集はかなり創意にみちたものでなければ著作権を認められない」という主旨のものがあり
とあるが、具体的に判例を挙げないあたり、学術書としての駄目さ加減がわかるというものだ。仄聞をそのまま書くだけではねえ。うわーん、七一歳だったら調べなくてもいいってわけじゃないと思うんだが。っつーか、この本、ほとんど名誉なんたら教授っていう肩書きのご老体ばかりじゃんよ(泣)。駄目だこりゃ。
ミントジャムス・タウン、いきなり有料化宣言。というわけで、そこに置いてある【ゲーマニ】【eBANKでおひねり】を再び tripod に戻すことにしました。広告が入るが、使い勝手がいいし、無料だし。
将棋倶楽部24。1勝。【早指し】×1。8五飛対最新対策。よくわからんが、暴れ倒して寄せきった。本年度通算21勝22敗。R1776

03.01.17

将棋倶楽部24。2勝10敗。【早指し】×12。発作が出る。この場合、正気に戻るのを待つほか無い。8敗を取り返すの、どれほど大変か知っているくせに……。本年度通算20勝22敗。R1759↓↓

03.01.15

▼小松左京「虚無回廊〈2〉」読了。物理学化学の専門用語に翻弄されながら、思考実験の海に漂う。光年オーダーの人工物や、数十億年単位の世界に身をゆだねる感覚は素晴らしい。様々な生命体モデルを提案する様は、アシモフを連想させるなあ。すでに三巻はでているが、完結したのだろうか?
▼メールを出したり返事を出したり交換用ゲームブックを包装したり。みんな大好きさ。
▼裏 ID で四勝二敗。こいつもさっさと R1800 に到達させないとなあ。

03.01.14

▼敬愛する HUGO HALL 氏のイラスト原画プレゼントの抽選に漏れる(応募者十人中二人に当たるので、確立二十%もあったのに……)も、おまけでコピーイラストを頂戴することに。嬉しいなあ。
▼出会いは学級文庫にあった「魔界の地下迷宮」。当時小学六年生だったから、かれこれ二十年近くも経ていることになる。それがふとしたきっかけで、ご本人とメールのやりとりをするようになるとは、人生とはホントよくわからんものよね。
▼一昨年の今頃は鈴木直人氏の復活&ゲームブック新作という事件もあったし。いいタイミングでゲームブックサイトやメルマガを作れたのは、偶然とはいえ幸せだなあ、と思う。
▼……こうやって数少ない幸運を数え上げると言うことは、現実世界が如何に不運かということにもなるわけなんだけどさ。
▼家計簿を表計算ソフトに入力して家計を分析しよとしたが、入力段階で挫折。内の Windows ノートは VAIO のちっこい奴なのね。身をかがめての作業になるから肩が凝ってしょうがない。

03.01.13

【ひとりよがり自戦記】【ゲーマニ】更新。余裕がある時にできる限り更新しておかないとねえ。
▼やっと VISA カードができた。これで Paypal 口座が作れるなあ。ま、来週末にでも作業をしようっと。
将棋倶楽部24。1勝。【長考】×1。久々の中飛車です。とりあえず自戦記にしました。本年度通算18勝12敗。R1868

03.01.12

▼「ポケットモンスター サファイア」プレイ中、電池が切れる。長時間セーブなしで遊んでいた苦労がすべて水の泡。腹が立つので売り払ってやった。
▼そのお金で古本屋に行き探していた、小松左京「虚無回廊〈2〉」、ウォルター・M・ジュニア ミラー「黙示録3174年」を運良く見つける。よしよし。
将棋倶楽部24。3勝3敗。【早指し】×6。何度も挑戦してくる格下(R100下)に2勝1敗。横歩取り△4五角の強襲を受けきれなかったのがちょっとなあ。本年度通算17勝12敗。R1852

03.01.11

【将棋戯言】【ゲーマニ】更新、【週刊ゲーマニ】【eBANKでおひねり】発行。年始年末に貯めていたネタを一気に放出した。次週からいきなりピンチか?(ピンチなのかよ)。
▼本日0時頃に更新した【将棋戯言】ですが、今回は反響があるなあ。すでに3通のメールを頂いているんですけれど、すべて「よくいってくれた」という内容でした(笑)。うん、まともな感覚を持っていれば、そう思うのが当然だし、今回の戯言を読んで頷いた人は多いだろうと思います。いや、どれくらいの人数が読んでいるかは分からないのですけれどね。
▼ネットスケープのブックマークをいじっていたら、 HP 作成ネタを貯めていたフォルダを誤って消してしまったようだ……。鬱……。
将棋倶楽部24。3勝3敗。【早指し】×5、【15分】×1。15分の一手バッタリが悔やまれる。ちきしょー。本年度通算14勝9敗。R1860

03.01.10

▼昨日は頭痛のため会社から帰宅し、飯喰って、風呂入って、午後九時に就寝したため昨日の近況の更新はなし。心なし残念なり。
▼「eBANKでおひねり」の紹介記事を載せた雑誌が届きました。SOFTBANK PUBLISHING の「ネットランナー」二月号です。 p160 の右下にこっそり掲載されています。あんなちょっぴりでも雑誌を送ってくるとはきちんとしているなあ、と感心。しかしかなりマニアックな雑誌ですなあ。
▼画面もキャプチャーされて掲載されているんだが、あれだね、テキストばかりだと非常に貧相に見えますねえ。並べられるとしみじみよくわかります。デザインも勉強しないといけないと思いました。
▼横田順弥「ヨコジュンのびっくりハウス」(角川文庫)読了。古典 SF の権威とのことで彼のその手の本を探しているのだが、なかなか手に入らない。故に、関連書籍を読んでみようと思ったのだが……。本書はあちこちに書き散らしたコラム、ショート SF が収められている。 SF は出来の悪い小咄でスケールが小さくて不満。まだコラムのほうが読める。 SF 少年記の各コラムは情緒があってそこそこよかったが、全体的におふざけがすぎる。きちんと筆力があればハチャハチャという思いつきを切り張りする手法が活きるのだろうが、ただふざけただけでアイディアが中途半端に使われていてすこぶる不愉快だった。ふざけるなら「ドラゴン・ファンタジー」レベルまでふざけろといいたい。彼の創作物はもう読みません。研究書にのみ期待することにします。
ほぼ日刊イトイ新聞 - 留守番番長で著作権について考えてみたり。「著作権が著作者の利益ばかりを保護しすぎる方向に進むとみんなが損するよね。著作物を自由に共有できるとみんな幸福なこともあるよね」、ということだと理解したのだけれどどうなんでしょう。山形浩生さんの訳した 『コモンズ』(ローレンス・レッシグ著/翔泳社)はいづれ読まねばなるまい。
▼ところで今、幸田露伴「努力論」をパラパラと読んでいるんだけれど、幸福論というのがあって。その中に「分福」という章がある。つまりは幸福をみんなでわけると結局自分がもっと幸福になるんだよ、ということを延々と語っているんだけど、著作権の話はもしかするとこの「分福」論の射程に入っているのかも。
将棋倶楽部24。1勝。【早指し】×1。後手玉頭位取り対先手角交換型四間飛車。たぶん作戦負け。だまして金気一ヶ得になり楽勝ムード。そしていつものように飛車銀(玉頭の重要駒)両取りを喰う(泣)。それまでが大差だっため逆転にならずにすんだが、嫌な汗をかいたよ。この ID の最高 R を更新。本年度通算11勝6敗。R1865

03.01.08

▼橘玲「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 ― 知的人生設計入門」読了。前作「ゴミ投資家のための人生設計入門」の続編にあたる。効率的かつ無駄な人生を送りたくなくて、かつ行動力と抜け目ない機知を持つ人向け。しかしね、そういう人ならすでに本書に書いてあるいくつかの合法的節税テクニックなんてすでに実行済みだろうし、もっとうまみのある手段は独占したくなるものなので、そういったものは省略されてもいるのだろう。てなわけで、本書の読み方は即戦力的技術などではなく、人生や生き方の新しい見方を養うためにある。こういった社会的基礎知識というのは、小学生時代に親が教えるべきことだと思う。僕のような世間知らずはまったく損してばかりだ。
▼尾本惠市[編著]「日本文化としての将棋」をぼちぼち読んでいるんですが。「将棋の戦略と日本文化」という共同研究で発表された研究成果をまとめたらしいのですけれど、こんなのフリーで Web なんかに掲載してしかるべきなんじゃないのかしら。税金でまかなわれているモノなのにさ。そもそも2400円もとるって、どういうことなのよ(買う方もどうなんだ)。
▼研究発表者にかの井上章一がいるじゃないか! だのに彼の「様々な将棋論──江戸から近代まで」は収録されていない。三流研究者の駄文を載せて、井上を載せないなんて商品価値をわきまえていないのだろうか(わきまえるわけないですね)。
▼米長泰という秋田高専環境都市工学科教授が文章を書いているが、これ、米長永世棋聖の実兄なのだね。知らなかったよ。東大将棋部 OB で「米長泰杯」なる大会もあるとか。へえ、そうなんだ。
将棋倶楽部24。2勝2敗。【早指し】×4。相懸かり先手は、いつもながら攻めを切らされて負ける。くぅ。本年度通算10勝6敗。R1849

03.01.07

【eBANKでおひねり】をほんのり更新。関連サイトのリンクを追加したり見栄えをちょっぴりいじる。
▼ついでに今週末発行予定のメルマガ【eBANKでおひねり】もほぼ書き上げる。書けるときはまとめて処理しておかないとねえ。
▼おくれて年賀状がパラパラ来る。ああん、またプリンタを接続しなくちゃならないのが面倒であるなあ。
将棋倶楽部24。2勝1敗。【早指し】×3。3三桂で負け、変則角換わり棒銀と変則四間飛車で勝利。▲7六歩△3四歩▲2六歩△3二金▲6六歩で以下四間飛車の運びになる。高田流△3二金戦法とはいえ、咎めにいかないのでは男がスタルというもの。後手は飛車先不突きを生かして右四間飛車で来たが、きっちり返り討ちにしとめる。3三桂戦法、作戦勝ちだったのに勝利に結びつけることができず残念。本年度通算8勝4敗。R1848

03.01.06

▼今日は底冷えしますね。腰が痛くなるほどの寒気です。体をぎゅっと縮めていたので首が凝ってしょうがない。
▼ある雑誌から「eBANKでおひねりの紹介記事を掲載させていただきました」との連絡を受ける。希望するなら掲載誌を送る、とのことなので送ってもらうことにする。雑誌掲載かあ。どのように紹介されたのか非常に気になるが、悪い気はしないですねえ。というか、どちらかというと舞い上がっていたりする。
▼おみやげに銘菓「萩の月」をいただく。「萩の月」といえば僕の年代では「ベーマガ」だ。
▼N88BASIC の投稿作品に力作が多く、パソコンを持っていなかった僕はプログラムの解説と画面で、いろいろと想像を膨らましていたっけ。
▼Bug太郎氏のマシン語を駆使した作品が映像的(アスキーアートというのかな)にも格好良くて印象に残っている。勿論動いているところは見たことないんですけれども。当時のアーケードゲーム(例えばドラゴンスピリットとか R-TYPE など)をうまくアレンジしていた。Bug太郎氏はその後ウルフチームに就職したと聞いているがその後、どうしたのでしょうね。とか思って検索したら、ゲーム会社ネクステック取締役になっていると判明。ゲーム会社ネクステック……あんまり聞いたことないなあ。
▼っていうか当時のBug太郎氏の作品で遊びたいんだよなあ。どこかにないのかしらん。
将棋倶楽部24。1勝。後手3三桂戦法対二枚金もどき【早指し】。このところ3三桂戦法に頼り切り。8五飛にはもう着いていけません。玉頭から逆襲し大駒を召し捕り圧勝。本年度通算6勝3敗。R1827

03.01.05

フーゴ・ハルからの挑戦状を楽しみながら解く。こういうプレゼントは見た目が簡単なため容易に作れそうに見えるけれど、実際作ってみるとなると大変なのだろうな。心遣いに心を打たれつつ、解答を送信。
▼星野之宣「ヤマタイカ」文庫版全五巻読了。星野氏による邪馬台国を初めとする日本民族の解読書。高千穂と近畿の町の名前と位置が酷似しているという指摘(これは常識なのかしら)、そこから導き出される邪馬台国東遷説(これも常識なのかなあ)や、銅鐸や古墳、大仏など大陸から入ってきたものをとにかく巨大化する性癖があるという指摘など、とにかく読んでいて好奇心を揺さぶられることばかり。ストーリーは尻切れトンボの感が拭えないが、それを補って余りあるほどそそられた。読んで損なし。ただし読むのに時間がかかると思う。
▼楳図かずお「わたしは真悟」一、二巻読了。勿体ないので一冊ずつ大事に読む。さあ、明日は三巻を手に入れなくては。
将棋倶楽部24。現在 R1814。127勝120敗、勝率514。今年こそは三段へ、そして定着を。
advancedfightingfantasy.com より。「地獄の館」「運命の森」「雪の魔女の洞窟」「迷宮探検競技」が今年復刊するようですね。「ソーサリー」もルールを拡張して復刊するみたい。創土社版は拡張版で翻訳するんだろうか?

03.01.04

【将棋戯言】更新。約二ヶ月ぶりなので、最初はこんな感じかな。
ハリーポッターと秘密の部屋を見に行く。長尺なスケールの原作を二時間という時間の限られたメディアへ移植する場合、見せ場を絞って演出しないと印象が薄っぺらくなると思うんですよ。本作はまさにそんな感じでした。映画館で見る必要はないと思います。
▼帰りに寄ったフランチャイズの和食屋、値段も安いし結構いけた。名前忘れたけど。
▼神様とメール交換させて頂く。ああ、至福。その成果は次号の週刊ゲーマニにて。
▼「ポケットモンスター サファイア」を購入して、読書の合間に気分転換として遊んでいるのだけれど。なんかね。前作よりね。ポケモンがかわいくない。たとえば、「ごにょにょ」ってポケモンなんだけど。顔色の悪いミッフィーって感じで、ゲットしてもうれしくないのだ。序盤からしてこうなのだから、中終盤を考えると……。

03.01.03

【ゲーマニ】更新。
▼あけましておめでとうございます。今年も宜しくね。
▼今年は実家にいかず自宅で自堕落な生活。酒浸り。
▼ここのページ、ちょっと構成を変えてみました。自分なりにいい感じのデザインになったので満足。ゲーマニもトップページを改変したんだけど、これも(自分なりにですが)うまくいった。カラーについてはいろいろ試してみたけれど、結局今までと同じ。色を扱うのは難しいね。
ゲーマニのデータを商用可、かつ広告がつかないミントジャムス・タウンへお引っ越し。これで安心してアファリエイトリンクが貼れる。 50M 使えるので、ゲームブック画像も安心して置けるし、いうことナシ。
▼また雪が降りましたね、東京は。積雪2センチ程度ですけれど。靴の裏に半氷化した雪が歩くたびに擦り込まれるという危険な積もり具合。っていうか外出すんな>ワシ。

2003年1月のオススメ MONGOL800「Message」

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